スーパーファミコン用ソフト

『ジャムズ』

販売…カロッツェリアジャパン        購入価格 1880円



■第一章『システム』

『ジャムズ』は、サイコロ(ダイス)を題材とした「落ち物パズル」です。

画面上部から2個1組で落ちてくるサイコロを配置していき、
同じ色の2つのサイコロで別の色のサイコロを囲むと、
囲まれた全てのサイコロの目が1つずつ減り、
「0」になったサイコロが消えるというものです。

例えば、「1」「2」「3」と並んでいるサイコロを囲めば、
「0」「1」「2」となり、左端のものが消えるわけです。

つまり、目が「6」のものは、6回も囲まないと消せないわけです。


しかも、囲まれる色は「1色」でなければならず、
例えば「赤」「黄」と並んだサイコロを両側から囲んでも何も起こりません。

と言うわけで、慣れないうちは全然思い通りにサイコロが消せません。

一応「連鎖」などは存在しますが、キッチリ狙って組むのは不可能に近く、
どちらかと言えば感覚的に楽しむゲームです。

後先考えずに囲んでいって、「連鎖が起こればラッキー」
ぐらいに構えて遊ぶと良いのではないでしょうか。


…ちなみに私の場合、縦に交互に色を置くことで
「連鎖」の発生確率を高めるようなプレイを心がけています。

つまり、縦に「赤」「青」と並んでいるサイコロの上に、
「赤」「青」1組のサイコロを配置するのです。

こうすれば、着地した時点で「赤」⇔「赤」、「青」⇔「青」の間が
それぞれ囲まれたことになり、スピーディな消去が可能になる…

ような気がしているんですけど、どうでしょう?


…あと、当ゲームは、落下中のサイコロが接地してから
固定されるまでの時間(スベリ可能時間)が異様に短い
です。

そのため、上のほうまで積みあがっていると、一瞬のミスで
立ち往生して負けてしまうことがあり、結構くやしいです。 



■第二章『暗黒手品団』

…このゲームの主人公は、2人のマジシャン。

小学4年生のダイスケ君」と、
そのお姉さん「彩子(サイコロ)さん」です。

手品によって世界征服をもくろむ『暗黒手品団』に一発ヤキを入れるため、
組織の恐るべき刺客(笑い)との死闘(笑い)を演じるのです。

とりあえず、お姉さんの「彩子さん」を選んだ場合のストーリーを
ダイジェストに追ってみたいと思います。

「彩子さん」は、敵組織に『ジャミング彩子』として恐れられているのだそうです。


「ジャミング彩子」。


体中の力が抜けていくような名前ですね、「ジャミング彩子」。

みなさんも口に出して言ってみましょう。


さんハイ。


『じゃみんぐさいこおおぉ』





…では、ここで我らが『ジャミング彩子』の行く手を阻む
悪の秘密結社の刺客たちについて触れてみようと思います。



★第1の刺客『デンガナー』

…米国の金髪紳士マジシャンが
「ちょんまげ」して「かぼちゃブルマ」して「ゲタ」履くと
『デンガナー』になります。

「日本びいき」だそうです。

いきなり色んな意味で最強の刺客登場です。


関西人も泣いて許しを請うようなサムいギャグを得意とした、
アメ帝の衰退の象徴ともとれるキャラクタですね。



★第2の刺客『パトラッシ』

「パトラッシュ」「ラッシー」という、
二大アイドル犬の名をあわせ持つ贅沢きわまりない構成員。
それが、犬の『パトラッシ』です。

「彩子さん」の元飼い犬だそうです。

過去に「彩子さん」との間に何があったかは定かではありませんが、
「彩子さん」が飼い犬にすら見限られた女であることは確かです。



★第3の刺客『スイート・シュガー』

…「彩子さん」の知り合いの少女、『シュガーちゃん』の登場です。

こんないたいけな少女が、なぜ悪の組織に?
との疑問が当然わいてくるのですが、
「世界を征服して、自分の作ったお菓子を世界中の人に食べてもらう」
のが目的だそうです。

思春期の女の子は可愛いなぁ。 そして怖いなぁ。



★第4の刺客『異星人』

…緑色のムーミンみたいなやつの登場です。

一体、何者なのでしょう?

分からないことは説明書で確認してみましょう。
説明書を読んでみると…

『何者なのでしょう?』と書かれていました。


あっはっはっはー、お前が言うなあぁ。



★第5の刺客『ギーン・ペンペン』

…体を「ドラえ●もんカラー」に着色した「アンパ●ンマン」が
シルクハットをかぶったような風体。

それが、謎のペンギンマジシャン『ギーン・ペンペン』です。

人を見下したような目つきをしており、
「ふふん」とか鼻で笑いそうなタイプです。


…で、開口一番、『派手なかっこうになったな』
「彩子さん」に言い放ちます。
以前の「彩子さん」をよく知っているようです。

なんか「彩子さん」、やたら敵組織に顔が広いですね。


で、直後に『親が泣くぞ、ジャミング彩子!!』とか言います。


ペンギンごときに服装の心配までされた「彩子さん」の心境は
察するに余りあるものがありますね。



…「彩子さん」の死闘(笑い)はまだ続きますが、
あとは遊んでみてのお楽しみ。

「落ちゲー」に目の無い方はお試しあれ。

このゲームを見つけること自体が困難だとは思いますが…



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