スーパーファミコン用ソフト
『ソニックウイングス』
販売:ビデオシステム
プレイ時間 :「全キャラクリア」
購入価格:980円
執筆日:2003年 9月12日
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■第一章『すげぇ!』
…
『ソニックウイングス』(ビデオシステム)は、
縦スクロールシューティングゲームです。
オリジナルはアーケード版で、90年代の初めごろの作品です。
実に良く
練りこまれた作品で、
それまでのシューティングゲームの良い所をキッチリと受け継ぎつつも、
独自のアイデアを持ち合わせております…
とか書くと、何かありきたりでスゴイ感じがしませんね。
えーと、そうですね…
この後、
「ビデオシステム」から引き継いで
『彩京』というメーカーが、
(多分、販売のみをビデオシステムが請け負っていたか、
「彩京」自体がビデオシステムの開発チームか外注だったのでしょう)
『ソニックウイングス』のシステムを基盤としたシューティング
(『戦国エース』とか)を10年近く出し続けました。
多少のマイナーチェンジは、もちろんありましたが、
10年ですよ、
10年。 スゴイでしょ〜。
『そんなもん、メーカーの都合だろ?』
とか、おっしゃいますか?
…そうですよねぇ。 ほほほほほ。
…参ったな。
えと、それじゃですね。
『ソニックウイングス』が成した、
改良と独自性を以下に列挙しましょう。
それを読んで、分かる方だけが
「すげぇ!」とか「トレビヤン!」とか
「マーヴェラス!」とか感嘆してください。
1P・2Pあわせて、計8種類もの個性豊かな自機を選べる。
それぞれの機体は、「通常ショット」「サブショット」「ボンバー」の
組み合わせによって、特化されつつも互いのバランスが保たれている。
パワーアップは4段階だが、
最強状態は一定時間しか続かず、
時間が切れると3段階目にパワーダウンする。
そのため、最強状態であってもセッセとパワーアイテムを
取りに行く必要があり、プレイがダラけない。
敵弾の大きさが色々ある。
大きいものだと、自機よりちょっと小さい程度のものまである。
スピードが遅いものほど大きい傾向があるので、
多分、画面内に長時間とどまるショットほど、
弾道を読みやすくするために大きいのではないだろうか?
ステージの合間に、対戦格闘ゲームのような、
キャラのバストアップと勝ちゼリフが表示される。
忍者が「御意」とか言ったり、
スウェーデン人が笑い続けたりする。
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…いかがですか? では、ご一緒に。
さんはい、
『マーヴェラス!』
■第二章 『移植度は?』
…さて、それではスーパーファミコン版における
移植度を見てみましょう。
オープニングなどのビジュアルは、
驚くほど上手く再現されてますね。
そして、ゲームシステムですが…
元々が、アーケードのディスプレイによる
『縦画面』のゲームなので、
家庭用の
『横画面』への移植に際し、
敵配置や移動スピードなどを変更しています。
オリジナルよりちょっと
『展開が速い』気がしますが、
それがゲームのメリハリを増しているので、
これはこれで
良いと思います。
…ただ、所々で起きる
『処理落ち』が辛いです。
ガクンと遅くなったり、ヒュッと速くなったりするので、
たまにタイミングを誤って死ぬことがあります。
あと、
最終ステージの怒涛の攻撃は
非道すぎ。
『そんなにエンディング見せるのが惜しいのかよ?!』
…て、思うぐらい。
…とはいえ、スーファミで遊べるシューティングゲームとしては
十分な出来です。
皆さんにも、ぜひ遊んでほしい〜。
(…今回は珍しく『移植度』に対する評価を中心に書いてみました。
こういうのも、たまにはイイかな? ではではー。)
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