セガサターン用ソフト 『おーちゃんのお絵かきロジック』 販売 サンソフト プレイ時間 「クリア2回」 購入価格 3580円 執筆日:2003年 3月8日 |
■『マス目の表現』■ …当ゲームでは、パズル部分(「マス目」の表示領域)は、 問題の難度に関わらず一切変化しません。 つまり、縦横5マスしかない初心者問題だろうが、 20マスにもおよぶ中級者向け問題だろうが、 画面内の問題用紙の大きさはいっしょ。 『マス目自体の大きさが変化』する事で対応させています。 …見た目のサイズとしては、 「テレビ画面の横幅の約半分」を一辺とした『正方形』です。 まあ、10〜15マスぐらいまでなら問題無いのですが… これが20マスになってくると、ちょっと見辛いです。 25マスまでくると、何か 制作者の悪意のようなものすら感じられます。 …しかもこれが、次に説明する仕様と組み合わさると、 さらに遊び勝手が悪くなります。 その仕様とは… ■『ヒント数字のスクロール』■ …マス目が細かくなれば、当然それにしたがって、 上と左に付いている『ヒント数字』も小さくなります。 が、『おーちゃん〜』では、 ヒント数字が「15列」の幅より 小さくならないようになっています。 考えてみれば当たり前なのですが、 数字を小さくしすぎると読めなくなってしまうからです。 …では、15マスより細かい問題はどうするのか? 答えは『スクロール』。 …例えば、マス目が「20」の問題の場合は、 画面外に20−15=『5列分』のヒント数字が隠れており、 カーソルを移動させることで自由にスクロールさせて 数字を見る事ができるのです。 『なるほど』と一瞬感心してしまいそうですが、 実際に遊んでみるとその感動は崩れ去ります。 …現在自分のいるマス目以外では、 マス目とヒント数字がズレてしまっているため、 (「マス目」と「ヒント数字」の大きさが違うからですね) 上下左右にカーソルを移動させたときに目測を誤りやすいのです。 …虫メガネで少しだけ拡大した書物を読んでいるような、 近いと思っていたものが予想以上に遠くにあったりするような、 イライラする操作感がプレイの足を引っぱります。 そのせいで、考えていた場所とは別の部分をけずってしまい、 不本意なミスが増えてきます。 そのくせ… (以下に続く) ■『ミス制・制限時間』■ …当ゲームでは、ミスは3回まで。 制限時間30分を超えてもアウトという、厳しい条件。 もう少しで解けそうな所で、上記の操作のしづらさのせいで、 3回目のミスを犯したり制限時間を超えたときなど、 パッドをブン投げて破壊しそうになるほど 腹が立ちます。 …ある程度の遊びづらさは仕方無いとして、 それに関わる制限を厳しく設定してどうしますか? サンソフト殿。 ■『完成した絵が…』■ …やっと絵を完成させたものの、 何の絵か分からない事があります。 「正解は●●〜」と言われても、 ●●に見えないことが多く、なんか悲しいです。 …中にはサンソフトの他のゲームの キャラクター等が答えになっている場合もあり、 人間の顔らしきモノが出来て、 『ギャラクシーファイトの誰々』と言われたりしますが、 知らない者としては困ります。 ■『ストーリー』■ …ファンには多分面白いのかも知れないけど、 そうじゃないプレイヤーにとっては 制作者の脳を心配せずにはいられないほどの、 登場キャラたちのサムい掛け合い漫才が苦痛です。 …エンディングに至っては『夢オチ』だし。(最悪) |