監督「?」


『G-SAVIOUR
(G-セイバー)』



2000年 日米合作?        執筆日:2003年 9月27日





■第一章 『へたれガンダム』


『Gセイバー』は、日本を代表するアニメ作品
『機動戦士ガンダム』を米国的に解釈した映画です。(多分)

フルCGで描かれた
ガンダムこと「Gセイバー」の活躍を堪能しましょう。



…主人公は退役軍人である青年で、
今は植物プラントに勤務しています。

…で、そんな彼は、プラント近くに不時着したモビルスーツの
パイロットを見事に救出したり、その際にモビルスーツを
放棄した姿勢をかつての軍の上官に責められたり、恋人と
今イチうまくいかなかったり、プラントにスパイが入り
込んだり、そのスパイをかばったり、軍の陰謀を知ったり、
スパイに惚れたり、宇宙に出たりと色々ありました。


ちなみに、ここまで「70分」



…あれ? 俺、なんでこんな映画見てたんだっけ?

あぁ、そうだ、ガンダムだよガンダム。
この映画、ガンダムが出てくるはずじゃなかったの?

早く「ガンダム」出せよ「ガンダム」〜〜。
この映画「90分」で終わりなんでしょ?


つか、主人公が過去の経験のせいで
『モビルスーツ恐怖症』な時点で、
もう期待しちゃダメなんですか?






…と、ヤキモキしていたら、
主人公たちの乗るスペースシップに
巨大な残骸が接近してきました。

あぁ、このままでは死ぬ!



その時、主人公が叫びました。
『僕が、Gセイバーで出る!』


Gセイバーのビームサーベルが
巨大残骸を真っ二つに切り裂きます。

歓声の上がる、スペースシップ内。

すごいぞ、僕らのGセイバー!






…というか、米国版ガンダムの初ミッション
残骸処理ですか?


本当に日本ナメてるよね、メリケン。





…結局、スパイの女性の本国であるコロニーを守るために、
地球軍のモビルスーツ群を蹴散らし、
例の「上司」の乗るモビルスーツをタコ殴りにして
ハッピーエンド、という話でした。

Gセイバーの活躍、約10分。


こんなガンダム映画、
2度とお目にかかれないだろうし、2度と見たくないよね。





…最後に、
『コクピット内部の宇宙船的造りのリアリティ』は、
さすが米国だね、と思いました。



…あと、Gセイバーのビームライフルが、
敵のザコ1機倒すのに3〜4発撃たないとダメなほど
低出力だったのはイライラしましたね。


『Gセイバー ⇒ ジム』
『ビームライフル ⇒ ビームピストル』

脳内変換できる人なら、見てみるのも良いでしょう。



…楽しいかどうかは別として。




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