監督 清水崇


『呪怨2』


2003年 日本           執筆日:2004年 11月4日





■第一章 『ようこそ我が家へ』


『呪怨2』ホラー映画で、前作『呪怨』の続きの話です。


前作同様、都内にある「呪われた一軒家」を舞台に、
そこに関わった人々が次々死んでいく様を、
「章ごとに主人公(被害者)を絞り込む」形で見せていきます。



今回の犠牲者は、この一軒家を心霊スポットとして
テレビ特番で扱ったスタッフたち

撮影に関わったレポーターが、ディレクターが、エキストラが…
次々と惨殺されていきます。



前作同様、『白い俊雄くん』『ギクシャク伽椰子さん』も大活躍。
我が家に訪れたお客様方に、死への片道切符を大配布します。







■第二章 『比較と色々』


今回は続編物ということで、
第一作『呪怨』との比較を中心に批評してみましょう。



★『直接すぎ』

おなじみの『白い少年』が、前作のような「ふと後ろを横切る」
「視界の端に見え隠れする」
といった感じではなく、
最初からいきなり登場してヒロイン達を事故に遭わせます。

前作の「ジワジワ忍び寄る雰囲気」を気に入っていた人間には、
かなり違和感があるのではないでしょうか?




★『怪奇特番の裏』

怪奇映画でありながら、ユーザーや関係者を敵に回しかねない
『怪奇特番の裏部分の描写』をすんなり描いているのには、
ちょと感動しました。

『怪奇特番のときのお払いなんてやったこと無いな〜』
『入口に入ったときに、何かイヤな感じがするような表情してもらえますか?』
といった、現実の現場で自然に交わされていると思われる会話が随所に見られます。

『霊』『霊感』などを鵜呑みにして、このテの番組を真剣に
見ていた人にはショックな場面かも知れませんが…
そういう人は『この機に本当の意味で大人になれや』
という、製作者の熱いメッセージとして受け取るべきでしょう。

不景気だから、そういった
『本人が「ある」と言い張れば他人には否定のしようの無い、さもしい安全地帯』
を欲しがる人の気持ちも分からないではないですが…




★『時系列混在』

前作でもチラリと登場した、
『本来時間が異なるはずの場面を見た』り、
『同じ時刻の同じ場所で、複数の人間が別々の体験をした』
といった時間の混在が、今作ではより顕著になっています。

しかも、屋敷以外の場所でも発動するので、
登場人物をシッカリ押さえておかないと混乱する可能性があり、
映画館で1度きりしか見ない人にとっては
少々ツラい内容ではないでしょうか?

ただ、この時間のズレを利用した『壁の音』の話は、突拍子が無いとはいえ、
他の伏線によって途中でオチに気付くことができ、
「なるほど、そういう事か〜」とちょと感動したりもしました。







■第三章 『葛山信吾さん』


総合的には、やはり『呪怨』は1作目のほうが面白かったと思います。

今作は、1作目で確立したギミックの延長にとどまっている
といった感じでした。


でも、『呪怨』より先に『呪怨2』を見たら、
やはりコチラのほうが怖く感じるのかなー?
人間て、すぐ慣れちゃうから…



ちなみに、「大国圭介」の役を演じられた
『葛山信吾』さんが最近ちょと気になっている僕です。

『仮面ライダークウガ』『週末の怪人』など、ドラマ系番組を
ほとんど見ない僕がチョイスした番組になぜかよく出演されている事と、
出身県も同じというのが、何とも親近感。

これからも頑張って下さいね〜。
全然批評と関係無くて申し訳ない。





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