■『BUSHI青龍伝』 攻略
(天照宮について)




それでは、いきなりですが解答です。

天照宮の、「ヲクウが途中で力尽きてしまう谷間」
を突破するには、どうすれば良かったのか…?


その秘密は、

『大ジャンプと 小ジャンプの 組み合わせ』

に あったのです。






つまり、最初は 「大ジャンプ」 で高さを保ち、

谷を渡っている途中でヲクウが力尽きて
ヘナヘナと落下を始めた直後に、

すばやく尻尾をつかみなおして
「小ジャンプ」 に切り替え、
残りの距離を渡り切ってしまえば良いのです。



これが、このゲームにおける最大の難所の、
唯一の突破方法
だったんですよね。

(ちなみに、空中でヲクウを掴みなおす行為は、
タイミングが かなりシビアですが…

自分の場合は、「落下が始まった直後」 に、
「ヲクウを掴む」ボタンを2連打すると、
成功する場合が多かったです。

皆さんも、自分なりの うまいやり方を、
何度も試して 見つけてみて下さいね。)





この場面のような、
「向こう岸まで 距離が離れている場所」 では、

プレイヤーは 今までの経験上、どうしても
「距離が稼げる小ジャンプ」 から始めたい
と考えてしまいがち
なのですが…

このシーンは、
そうしたプレイヤーの
心理の裏を見事に突いた 名問題

だったわけです。


(ただ、あまりに見事に裏を突きすぎたため、
ここで挫折してしまったプレイヤーが
多数 出てしまったことは、
作品として とても残念な点でもあるのですが…)










…さて、

ここまでであれば、
「謎が解けて めでたしめでたし」
で 済む話なのですが、

ここからは、僕自身の 懺悔 (ざんげ) になります。


この攻略ページの頭の、
「2017年11月 追記」 でふれていた
『勘違い』 についてなのですが…

実は自分、最初に この攻略サイトを作ってから 12年間 ずっと、
『天照宮の地形を 勘違いしていた』 のです。




どういう事かと言いますと、

本来 こう↓であるはずの地形を、





どこをどう勘違いしたのか、
↓こんな風だと思い込んでしまっていたのです。

(下図は、本来のゲーム画面を元に 編集した画像です)






その結果、下記のような 的外れな攻略文 を、
この攻略ページに載せたり、
質問メールを送ってくれた人に返答していたりしたのです(泣)




ここでは、「発想の転換」+「テクニック」 が必要になります。


★まず、右側に行きたい気持ちはよ〜く分かりますが、
その気持ちそのままに 「一番右端の、1段下がった出っぱり」
まで進んではいけません。

グッとこらえて、その左斜め上の床に立ってください。


★そして、今まで使ってきた「遠くに行きたければ、
最初のジャンプを低く」 ではなく、
『いきなりハイジャンプ』 でスタートしましょう。

当然、いつもより早くヲクウが力尽きて落下が始まりますが、
ここですばやく 『ヲクウにつかまり直す』
(再ジャンプする)
のです。

この時、2段以上落下してしまったら
向こう側に着いても高さが足りなくなってしまうので、
必ず 『1段だけの落下』 でつかまり直せるよう、
タイミング良くボタンを押しましょう。

自信が無ければ、敵の来ない安全な場所で
何度も練習してから挑みましょう。
慣れれば、きっとアナタにもできます! ガンバって下さいね。



★それにしても、この地形は意地悪です。

恐らく、左側の岸の 「1段下がった出っぱり」
ユーザーの意識が向いてしまうせいで、
この場面の難度を高く錯覚させられてしまうのでしょう。

この出っぱりが無ければ、ほとんどの人が、
意外と簡単に答えに気づけるように思います。

『さすがは田尻さん』 とも、『ひでぇ! 田尻さん』
とも思わせる名場面ですが、
こういう 「きれ〜に心理の裏をかけるデザイン」 が
できてこそ、名企画者なのでしょうね。






2017年秋 に、12年ぶりに天照宮を訪れ、
上記の 自分の勘違いに気づいたときの
衝撃恥ずかしさ申し訳なさ は、

とても言葉で言い表せるものではありませんでした…





さて、それにしても、
ならば この勘違いの地形は、
どこから出てきたのでしょう…??




ここからは、15年ほど前の自分を
憶測するしかないのですが、

おそらく この地形、
『自分がこのゲームの企画者だったら、
この解き方を元に、どういう地形を作るだろう…?』

という思考実験をしているうちに、

「自分の考案した地形」 と
「実際のゲーム内の地形」 を
ゴッチャに記憶してしまったのではないか…?


というのが、現時点 (2017年時点) の推測です。




僕の、勘違いしたままのアドバイスを聞かされて、
よけいに攻略に悩んでしまった方々には、
ただただ 頭を下げるほか ありません。

そうした方々が、再び このページを
見に来てくれる可能性は 0 に等しいですが…

僕の謝意が いつの日か彼らの目にとまる、
わずかばかりの可能性を信じて、
この文章を残しておこうと思います。 <(_ _)>




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